ネットの口コミが今後の社会を構築する~みん就のチカラ~

世の中はIT化が進み、10年後には機械が人の仕事を奪い失業者が多出すると言われている。
そんな風潮の中で企業がこぞって追い求めるのは、少数の優秀な人材に限るのではないだろうか。

企業にとって欲しい人材とは、多数のマンパワーより少数でたくさんの機械を動かせる非凡なセンスと知力ある人材だ。
今後より多くの利益を企業にもたらすためには、今以上に大量に人員募集を行い、雇用は振り分けをして残った少数の人材だけになるだろう。
そんな中でまだ色が染まっていない新卒を企業カラーに染めて育てることは、企業にとって未来を形成する大事なピースになる。

機械が人に成り代わるなら、少数精鋭で優秀な新卒をより多く集めれる企業が今後勝ち残っていく企業となるのではなかろうか。
そこで今回は人材確保に欠かせないインターネットの口コミ、特に『みんなの就職活動日記』という掲示板について触れてみようと思う。

今ドキの人材確保はネットの評価が鍵を握る

ネットが鍵を握る

就職活動、それは学生にとっては自分の次なるステージを決めるとても重要なイベントである。
そのため、自分が希望する企業がどんな企業なのかを調べるのは当然のことであろう。

以前であれば、会社説明会、あるいはOB・OG訪問などをし会社の実情を調べていくのがセオリーだったが、情報化社会に伴い、こういった情報収集はより活発になってきた。

中でもインターネットによる情報収集、特に企業側から発信している公式的なものではなく、SNSや口コミサイトなどの非公式的な情報収集はスマートフォンの普及も相まって利用率は年々高まってきている。

企業側が出す応募用の情報では良い部分しか出ておらず、むしろその情報が本当なのかさえ疑いを持っている就活生達。
皆SNSで流れている希望の企業の裏話しを探して読んだリ、口コミ掲示板で実際に希望している企業で働いている人からの発信情報など、内部の様々なことまで調査をするようになった。

特に「みんなの就職活動日記」は就活生に人気で、同じ就活生同士の悩みを相談できたり、あるいは実際にそこの会社に面接に行った人の意見を聞けるところでもあり学生にとっては非常に重宝されている。
つまり、企業にとってネットでの評価が人材確保の成果に直結するといっても過言ではないだろう。

学生は不安定な情報を鵜呑みにしてしまう

学生は情報を鵜呑みにする

学生にとって就職活動は初めてのことばかりが多く、不安に感じてしまうことは決して珍しくない。
それを解消すべく、口コミサイトなどを使って相談、あるいは情報収集をする学生が多いのだ。

また、実際の社風などは選考時には聞きづらいと感じる学生もいるため、内定などをもらったのちにこういった口コミサイトを利用するパターンもある。
そのため、先程も書いたが口コミに良い評価がある企業は人材確保が容易い。

が、一方で口コミサイトなどに悪評の口コミがあった企業の場合は見過ごすことは出来ない問題だ。
口コミサイトは誰が実際に書き込んでいるかわからないため100%信用できるものではない。ましてや、イタズラ半分でデマが書かれていたりもする。

しかし、不安を抱いている学生にとっては、デマでさえも信じえる情報の一つとなってしまう。
今の時代の若者の選択の決断に責は無い。
その結果、口コミサイトの書き込み一つで内定をもらった企業を辞退してしまうことすらありえるのだ。

人事担当は口コミサイトの監視は必須

口コミサイトの監視は必須

企業の採用活動において、口コミサイトを監視する、というのは自社の評判を知る上でもはや必須項目になっているといっても過言ではない。
学生は口コミ一つで内定を辞退してしまうこともある。

ネットの書き込みは混合玉石だ。しかし不安定な学生にとっては、誤った書き込みすら貴重な情報になりえる。
ネットの書き込み一つで企業の貴重な未来の戦力を失うだけでなく、学生の将来すら変えてしまう、そんな事態を防ぐためにも企業は口コミサイトの監視を徹底していくべきだろう。

インターネットを毎日見ることが仕事になるかと思う人もいるかもしれないが、間違った悪評で大切な物を失うほどやるせないことはない。
インターネットと切っても切れない現代社会だからこそ、この監視という業務は企業の未来に関わる大事な仕事なのである。

就活学生はどんな口コミサイトを見ているの?

どんな口コミサイトを見ているか

では、監視が必要だとわかったとしてどんなサイトを監視すればいいのであろうか。
日本中には口コミサイトが膨大にあり、すべてを監視するのは不可能である。

要点を掴み、企業の人事募集により密なものを上げるとするならば、やはり最重要で監視しないといけないのは『みんなの就職活動日記』だろう。

ただの口コミサイトというカテゴリーにとどまらず、就職活動中の学生の日々の悩みの解決法や社会人になってからの基礎知識、企業のフォーラムや企業説明会の情報など、就職活動している人にとっては有益な情報があらゆるカテゴリーで集まる有益な集合サイトなだけに登録者数もケタはずれで多いからだ。

口コミサイトの不本意な投稿は削除が必要

不本意な投稿は削除が必要

民主主義の日本では言論の自由が認められ、人々は様々な意見があり、それを発信することが許されている。
たとえそれが誰かの損失につながる可能性があったとしてもだ。

だからこそ直接自分の顔をさらして意見を言うわけではない口コミサイトなどのネット上の書き込みには、時として過激な発言が見られる。
その口コミが真実にしろ不透明なことにしろ、それは読んでいるユーザーに判断を任せる形となっているのが今の現状である。

つまり、書かれてしまっている企業側から見るとありもしないことを書かれてしまって、それを真実でないからと放置していても、その悪評を読んだユーザーはそれが真実がどうかなんて深く確かめるなんてことはせずに、この企業は悪評のある企業だと認識し、嫌悪感だけが増えるだけなのだ。

ネットの口コミに対しては企業は弱なのである。『みんなの就職活動日記』に関しても同じことが言えるだろう。
一人の書き込みで多くの新卒者が応募をしなかったり、就職を辞退したりする可能性があるのだ。企業は監視をし、不本意な投稿に関しては削除することが大事なのである。
『みんなの就職活動日記』の削除に関しては、みんなの就職活動日記を削除する方法を参考にしてほしい。

機械が人に代わる時代がやってくる

機械が人に代わる時代

止まることを知らないIT産業。人工知能AIはどんどんと活躍の場を増やしていき、インターネットの世界もどんどんと便利になっていき、人間がやらなければならない作業はどんどんと減ってきた。お店に行かなくても物が買える時代。

ネットの口コミで商品の価値を知り、自宅まで届けてもらう。店舗を構える商店街は良い物を仕入れしようがどんどん過疎化していく。世の中を動かす機械を、優秀な人材が動かしていき、優秀な人材を企業は少数精鋭でネットで募集を募り、また就職活動する側もネットの口コミに悪評がない優秀な企業を探し求める。結局はネットの口コミが社会を動かす時代になっていくのだろう。

こうした機械が世の中を便利にしていくことは、果たして人々が幸せな方向にむかっているのかどうか、立ち止まって考える時間を神が与えたのかもしれない。
人が居なくても成り立つということは、今までは当たり前にあった人々の職が機会に取って代わられ無くなっていくということなのだから。

格差社会に突入しているなかで、働く人間の優劣で形成していく社会は果たして幸せな方向にむかっているのか。何から何まで利便性や安さだけを追求していくと、どこかでその歪みが生まれるのではないか、私はそう考えている。