Yahoo!関連キーワードとサジェストの仕組みを解説致します。Yahoo!で「会社名」や「個人名」「サービス名」を検索したときの関連キーワードにネガティブな情報が出ている状況をみたことはございますか?「ブラック」やら「悪徳」などです。こんなキーワードはなぜ表示されてしまうのでしょうか。ぜひ一読ください。
目次
Yahoo!関連キーワードとは?
「関連検索ワード」とは、Yahoo!検索の利用者が入力したキーワードと組み合わせて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものを自動的に表示することで、再検索を補助する機能です。関連検索ワードは、検索結果の検索語入力欄の下や、ページ下部にリンクで表示されます。リンクをクリックすると、リンクに含まれた検索キーワードで再検索されます。
たとえば、検索語入力欄に「ハワイ」というキーワードを入力すると、[関連検索ワード]に「ハワイ ホテル」「ハワイ 旅行」などのキーワードの組 み合わせが、キーワードの上位から順番に表示されます。「ハワイ ホテル」のリンクをクリックすると、「ハワイ」「ホテル」の両方のキーワードで再検索さ れ、両方のキーワードで絞り込まれた検索結果が表示されます。 引用元:https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/595/a_id/42800
つまりYahoo!関連キーワードとは、検索ユーザーにとって便利で知りたい潜在的な情報まで導くための便利な機能ということですね。どんなキーワードが他に検索回数が多いのか知ることができる機能となります。
Yahoo!関連キーワードの表示される仕組み
検索回数(クエリ)が関係する
Yahoo!関連キーワードの表示される仕組みは「検索回数が多い関連語句が順番に表示」される仕組みとなっております。検索回数(クエリ)が全くないキーワードが検索の候補に表示されても全く興味がないですよね。Yahoo!の関連キーワードは検索するユーザーに「これだけ検索回数が多いキーワードもありますよ」と伝える仕組みになっています。
2017年2月21日現在では、Yahoo!関連キーワードはPCやスマートフォンでの検索回数が集計され、表示されるようになっているようです。この仕組みは常にアルゴリズム(仕組み)が変更されるようです。
関連した情報がWeb上に存在するか
関連した情報があるかないかも重要となります。例で言うと東京都内で美味しいラーメン店を探そうとしたときに「ラーメン 都内」などで検索する方は多いはずです。検索結果には当然のように「都内のラーメン屋」が様々な形で表示されますよね。だから関連キーワードには「ラーメン」と検索すると「ラーメン 都内」と表示されるのです。このように検索ユーザーに優しい仕組みを作ることが検索エンジンの目的となります。
更新頻度はほぼ毎日
Yahoo!関連キーワードが変更される更新頻度は「約1日に1~2回」と言われています。これは明確にYahoo!が開示しているわけではなく、あくまで統計データを分析した結果に基づきます。だいたい昼頃に1回、夕方から夜中にかけて1回ほどのタイミングで前日などの検索回数が起因して更新されているようです。
スパムフィルタが存在する
Yahoo!関連キーワードには「スパムフィルタ」なるものを仕組んでいます。これは意図的に関連キーワードを操作されないようにするための仕組みです。例えば「美容室」と検索した時に新規オープンしたお店などが宣伝のために意図的に検索回数を増やし「美容室 店名」といったように関連キーワードに表示させてしまうことを阻止するためです。不自然な検索回数を与えられているキーワードをYahoo!は察知して、操作されたキーワードを削除したりするシステムです。
Yahoo!サジェストの仕組み

検索回数(クエリ)が大半の要因である
Yahoo!サジェストと呼ばれる機能がございます。検索時に入力した文字列に関連の深い語句や単語を逐次予測して表示する機能のことを言います。 Googleではオートコンプリート機能と呼ぶこともあります。
Yahoo!サジェスト機能は関連キーワードと多少違い、その大半が「検索回数」で表示されるような仕組みになっているようです。あくまで予測のためYahoo!が正式に発表しているわけではございません。しかし表示されているサジェストのクリック先には関連したサイトがない場合もございます。一時的に盛り上がったキーワードだけ表示され、関連したページはこれから増えるという時にも表示されています。
更新頻度
サジェストの更新頻度は「約1日に1~2回」の頻度で更新があるようです。必ずしも全キーワードでサジェストが表示されるわけではないようですので、事前に確認しておく必要があります。関連キーワードと同様に毎日チェックする必要がありますね。
スパムフィルタ
Yahoo!サジェストにもスパムフィルタは存在すると思われます。これは関連キーワードと同様で意図的に検索結果の操作をされないようにする対策と言えるでしょう。あくまで自然な候補にしたいため、異常な検索回数のあるキーワードは飛ばすようにされているようです。
Yahoo!関連キーワードの対策に必要な3つのコツ
ここまでYahoo!関連キーワードとサジェストがどのような仕組みで表示されていて、どのぐらいの更新頻度で変化があるのか解説致しました。ここからは風評被害対策関連の記事として「ネガティブな関連キーワードとサジェストがあった場合の対策」について解説致します。
新サービスは積極的に発信
上記の仕組みを知れば自ずと対策方法はわかってきたのではないでしょうか。一つは積極的にサービスや商品を表に出していきましょう。プレスリリース配信することや、SNSを活用して販促を行うことが対策のコツです。結果的に商品名やサービスの検索回数が上がり、ネガティブな関連キーワードやサジェストよりも検索回数が増えることで非表示になる可能性が高まります。
Yahoo!に直接申請
これは半分運でもあります。Yahoo!の問合せフォームから削除の申請をすることが可能です。しかし削除成功する可能性は極めて低いことと削除されるキーワードは限定的であることがわかっています。(公式には発表されていません)「ブラック」「悪徳」「詐欺」「悪徳商法」など実態の見えなくてネガティブなキーワードは消えたというご報告をいただいております。
専門の業者に相談
風評被害対策ラボでももちろん無料でご相談承っております。ここまで読んでいただいてご理解いただけたとは思いますが、一度ネガティブな関連キーワードやサジェストが表示されると簡単には消すことができません。とくに情報を多く発信するには時間が掛かります。しかしネガティブな関連キーワードやサジェストは常に表示されてしまうため、マイナスなイメージが拡散されてしまいます。風評被害対策ラボのような専門家では数日以内、最短当日以内には解決することができるため、効果的なアドバイスも可能です。
悪質なYahoo!関連キーワードなぜ表示される?

Yahoo!関連キーワードやサジェストにネガティブなキーワードが表示されてしまう理由は以下のことしか考えられません。
- 企業イメージがネガティブである
- 社内の人間又は元社員が検索している
- 恨みのある人物からの嫌がらせ
- ネットで炎上している
だいたい上記のようなことが原因となります。よく風評被害対策ラボではご相談を受ける際に「書かれる理由がないから嫌がらせを受けている」と言われます。お気持ちはわかるのですが現実は「検索されている」のです。書かれる理由がわからないことも風評被害と言えるのでしょう。
Yahoo!関連キーワードはPCとスマホで仕組みは一緒?
2017年2月まではYahoo!関連キーワードはPCとスマートフォンの仕組みが別物でした。しかし最近では仕組みが一緒になっているような分析結果が出ております。あくまで現在の状況(2017年2月21日現在)です。
今まではPCの検索結果とスマートフォンの仕組みがそれぞれの検索回数などで分かれていましたが、現在はスマートフォンとPCの検索回数のトータル数が反映するように思えますね。もしかしたら現在貴社名を検索すると表示されているかもしれません。チェックしてみましょう。
まとめ
今回はYahoo!関連キーワードとサジェストの仕組みについて解説致しました。結論として検索回数で表示されており、Yahoo!は検索絵ユーザーにとって検索をよりスムーズに行ってもらうために表示させています。気になる情報はすぐに検索すると解決する時代です。関連キーワードとサジェストの仕組みは企業様なら把握しておくことで事前の対策や事後の対策もスムーズにいくでしょう。
対策の時の費用などは「Yahoo!関連キーワードとサジェスト対策の費用感と対策期間はどのぐらい?」で解説します。