今回は、「逆SEO対策で現在成果が出ていない方」「現在逆SEO対策を検討している方」に向けて対策方法と効果、料金プランなどをわかりやすく解説いたします。
逆SEO対策で一番注意すべきことは、知識やその仕組みを理解していなかったら必ず失敗するということ。
そして近年の検索エンジンのアルゴリズムを理解し「正しいSEOの知識」と「正しいコンテンツの制作」が重要になってきます。
検索結果にとって有用なコンテンツを作ることが逆SEO対策の正しい方法となるため、早速順を追って説明させていただきます。
目次
逆SEO対策とは?その仕組みは?
まず第一に、逆SEO対策とは「各検索エンジン上で特定の検索キーワードで検索した際の1ページ目の検索結果に表示されるネガティブなサイトを2ページ目、3ページ目に押し下げる対策」のことを指します。
例えば「●●株式会社」と会社名を検索した際の検索結果1ページ目に「●●株式会社はブラック企業」というサイトがあると、企業は大きなマイナスイメージが残ります。
そしてもしもこれが事実ではない場合、大きな経営的なダメージを受けますよね。そこで有効なのが逆SEO対策。
逆SEO対策は、通常こちらの意図で削除できないようなサイトを押し下げることができる対策方法としてニーズがある施策なのです。
逆SEO対策が求められる理由
逆SEO対策が現代のインターネット社会で必要とされ始めている理由は以下のようなことが考えられます。
- SNSなどの拡散ツールの誕生で企業の炎上リスクが増えた
- 多くの掲示板や口コミサイトで削除申請が通りにくくなり、対策方法が他になくなった
- スマートフォンの利用者が増えインターネット利用者のリテラシーが高まり、検索結果も細かく情報収集される時代となったため
まずSNSなどの拡散ツールが広まったことによって、今までなら世の中に広まらなかった小さな出来事や企業が、顧客対応のミスなどをきっかけに一瞬のうちに全国や世界へ発信されてしまうようになりました。
また、多くのサイトで削除申請が通りにくくなっていることも逆SEO対策が必要とされる理由となります。
そして、検索ユーザーのインターネットに対するリテラシーが高くなり、削除申請などを公開されてしまうとどのようなツールを使えば拡散され炎上されるか理解してしまい、企業や個人の方が対策できない状態になります。
そうなると、表にはわかりにくい逆SEO対策に頼らざるしかないということです。
逆SEO対策に効果的な施策方法
逆SEOで新規ドメインを取得してサイト制作・コンテンツ制作をする際の注意点
逆SEO対策の方法・施策の一つとして、新規ドメインを取得しサイトを制作及び、コンテンツ制作をしていく方法があります。
一昔前まではドメインエイジと言って、ドメインが古ければサイトが上位化する可能性があるという情報もありましたが、必ずしも当てはまるというわけではありません。
新規ドメインでサイトを製作した場合でも、コンテンツを更新し続けていけば上位化することは実験結果にも明確に出ております。
しかしながら、新規ドメインで逆SEOの施策を行う際は、検索ワードでの順位上昇に期間を要する場合があるのが注意点と言えるでしょう。
逆SEOでオールドドメインを取得してサイト制作するメリット
これは一部の業者では逆SEO対策の方法として今も活用しているようです。
オールドドメインを取得しサイトを制作する方法ですが、完全に効果がないわけではありません。
良質なリンクが付いたままのオールドドメインであればたしかに効果が見込め、メリットと言えるでしょう。
また、即効性も見込めるため一つの方法として検討することは良いと思います。
しかし良質なオールドドメインはほとんど市場に出回っていないため、実際は厳しいと考えております。
逆SEOでも被リンク施策を活用すると効果は見込める
被リンクとは「他のサイトやブログなどから上位化させたいサイトにリンクを貼ってもらう」ことです。
新規でサイトを作る際にも並行して行う施策ではございますが、すでに存在する既存サイトを上位化させるために活用される方法でもあります。
「ネガティブな対象サイトの少し下にあるサイトに被リンクを設置」すればネガティブなサイトを押し下げるための近道になりますよね。
このように被リンク設置をメインに行うことも場合によってはございます。
情報サイトやメディア媒体に記事を掲載する事で、逆SEO施策の幅を広げる
逆SEO対策を研究しているなかで一番効果があった方法です。
例えば「マイナビ」「リクナビ」と言った世間的に認知度のあるサイトに求人を掲載すると「会社名」を検索した時に早い段階で情報が上位化されます。
この原理を活用して、他にも認知度のあるサイトにとにかく情報を掲載することです。
この逆SEO対策の方法を活用している業者はいまだにそんなに多くありません。
その理由はどのサイトにどのように掲載すればいいのか知らないことや、掲載までの流れや費用といった情報を知ることがないことが考えられます。
風評被害対策ラボの逆SEO対策はすでに提携している複数のメディアを活用し、記事を制作して掲載するだけで成果達成するケースもございます。
その場合二次効果としてメディアの効果で集客につながることもあるため満足度も高いものとなります。
SNSやプロフィールサイトに登録
X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、Google+、LinkedInなどSNSやプロフィールサイトに企業や個人は登録することもお勧め致します。
逆SEO対策での目的がサイトを押し下げるためなら、強いサイトが上位化してほしいはずです。
SNSやプロフィールサイトは登録をして、しっかりと更新を行っていくと上位化するツールとして活用できます。
ただし偽アカウントなどは運営側に削除されますので、正規な正しい方法で行いましょう。
やってはいけない逆SEO対策の方法
一部の業者では下記のような逆SEO対策で施策を提供していることがあります。
- 押し下げたい対象サイトにスパム的な被リンク施策を行う
- 押し下げたい対象サイトに不正アクセスやクエリを送る攻撃方法
- 逆SEO対策で上げるためのサイトのコンテンツに無駄にキーワードを盛り込む
- 対象サイトと同じコンテンツをコピーして量産する
上記のように不正なアクセスやスパム行為を行うことは逆SEO対策でやってはいけない施策と考えましょう。
一時的に効果が出て成果達成することも考えられますが、あくまでも一時的です。
継続はしないので正しい逆SEO対策の方法をお勧めいたします。
逆SEO対策が役に立つ状況
過去のネガティブな記事が存在する
「過去に2ちゃんねる掲示板で炎上していた記事が残っている」「過去に不祥事でニュースになった記事がいまだに残っている」などすでに終わった過去の記事をどうにか見えにくくしたいという場合に効果的です。
このような場合は実際に過去にあった出来事のため削除できない可能性が非常に高いです。
そのため、削除ではなく下位に押し下げることが解決策となります。
口コミサイトに悪口が書き込みされている
- 大手口コミサイトなどに従業員や元従業員がネガティブな書き込みをしてしまった
- 削除したくてもできない場合や現在も書き込みがされている
このような場合は炎上のリスクが高いため、逆SEO対策でバレないように自然にサイトの順位を下げてほしいというニーズにお応えできます。
ニュースで不祥事が報道されてしまっている
難易度は非常に高くなりますが、これからどんどんネガティブな書き込みが増えるであろうという場合にも効果を発揮できるのが逆SEO対策です。
事前に複数のサイトを立ち上げることでネガティブな記事の上昇を防ぎやすくすることも可能です。
弁護士に依頼したが削除できないサイトがある
弁護士に削除依頼したサイトや掲示板があったが、管理人や投稿者から削除拒否されてしまった場合には逆SEO対策しか解決する方法はありません。
逆SEO対策で一番ニーズがあるのがこのケースでしょう。
法的な手続きが適用されないサイトや相手が強い因縁などがあり、削除申請するには大きな炎上リスクなどが考えられる場合は、慎重に行動しないといけません。
投稿者や管理人に通知しないで検索ユーザーから、誹謗中傷のサイトを見えないようにするには有用なコンテンツを記載したサイトを作って上位化させることが一番安全で効果的と言えます。
逆SEO対策が成功した時の効果
逆SEO対策を行った結果どのような効果があるのか気になる方もいると思います。
それではどんな時に逆SEO対策の効果を感じることができるのかこれから解説いたします。
人事採用面で効果がある
求職者は大手求人サイトの情報を閲覧した後に「会社名」を検索する人は約80%前後いるというデータがございます。
更に、会社名を検索した際の1ページ目の全サイトを閲覧する人は約10~30%いるのです。
ということは、ネガティブなサイトが存在すると他の企業を探す可能性が高まってしまいますよね。
せっかく多額な採用費をかけても無駄になってしまう要因になってしまうのです。
また、同業他社ではネガティブな情報がない場合、比較された場合では間違いなく負けてしまいます。
ブランディングで有利
多額な費用をかけて広告を出して、興味を持った方が貴社名やサービス名、商品名を検索した際にネガティブな情報があったら何の意味も持ちません。
どの業界にも口コミや評判は付き物ですが、この評判や口コミでの差が結果をもたらす時代になってきています。
1ページ目にネガティブな情報がないことに損はないのです。
ネガティブがなくなるとポジティブに変わる
犯罪社会学で言われていますが、「落書きがある地域は犯罪が発生しやすい」という教えがあります。
これと同じ原理で検索結果や口コミに悪い言葉が存在すると、他にも書かれてしまうことが多いのです。
つまり逆SEO対策の効果は今後、ネガティブな情報を増やさないようにする効果もあるということです。
逆SEO対策の料金プラン
固定報酬型
固定報酬型とは、月々決まった料金を支払う方法です。
固定報酬型の場合、 毎月の料金が決まっているのでコストの計算がしやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、もし成果がなくてもお金を支払わないといけないため、無駄なコストが発生することがあります。
固定報酬型は成果報酬型と違い金額が安くなります。
作業費として契約することが多い為成果に関係なく返金はないことが多いです。
成果報酬型
一方、成果報酬型の場合、成果が出たときだけ費用を払う仕組みなので、無駄なコスト支出がなくなることがメリットです。
しかし、毎月いくら出費しないといけないのかわからないということは、経営者にとってリスクと考える人もいるでしょう。
また、ある業者に依頼をしたがなかなか成果が出ないため他の業者に依頼したところ、最初よりも成果が上がり二重でコストがかかるような事態が起きるケースもあります。
そのため、最初にどこの業者に依頼するかを慎重に検討する必要があるわけです。
逆SEO対策の見積もりについて
それでは逆SEO対策の費用感と料金プランについてご説明いたします。
現在、多くの風評被害対策業者がおり、近年ではその対策方法や手法も大変多くのケースがございます。
したがって料金プランも多く選択肢がございますので予めご了承ください。
一般的に、逆SEO対策の費用は下記項目によって変わります。
- 検索キーワードの月間検索回数(多いほど難易度が上がる)
- 対象サイトの現在の順位(高いほど費用も上がる可能性がある)
- 対象サイトの種類(2ちゃんねるや大手口コミサイトだと難易度も上がる)
- 検索キーワードのインデックス数(情報が多いほど費用もあがる可能性がある)
- サイトを作る際などの依頼者がどれだけ協力的か(記事を作る際にヒアリングする可能性があるため)
上記の項目にしたがって、お見積りの金額が変わります。
定額でサービスをご提供している業者もあるようですが、一般的には都度お見積りが必要になります。
風評被害対策ラボが今まで約800社ほどのお見積書を作成した経験と、他社からのお見積りを拝見させていただいた相場だと費用感は月額5万円~月額40万円程になります。
かなりの幅がありますので下記に一部お見積りの例と算出内容を記載します。
見積の算出例
検索キーワード「●●株式会社」で検索した際の1ページ目5位にネガティブな2ちゃんねるが存在している。
- 月間検索回数「約1500回」
- 対象サイトの相談時の順位「5位」
- 対象サイトの種類「2ちゃんねる」
- インデックス数「80,000件」
- 対策はほぼ丸投げ
逆SEO対策で相談が多いケースで上記の内容でした。
施策内容は「サイト制作」「被リンク設置」「強いサイトへの掲載」「SNS作成の指示」で12ヶ月間の対策。
お見積りの金額は「月額10万円」12ヶ月間の対策のため総額120万円での対策でした。
内訳はサイト制作で50%、被リンクは構築済みのサイトを使い、サイトへの掲載で20%ほどの費用を使うことを考え、あとは人件費などになります。
逆SEO対策を行う際の注意点
対策サイトの状況を把握
逆SEO対策をする際には必ずサイトの状況を把握してください。
すでに炎上中のサイトを対策するにはリスクがつきものです。
全く書き込みする人もみている人もいない状況なら対策も難易度が下がります。
社内にはなるべく対策を公開しない
逆SEO対策を社内で行っていることを公開することはなるべくしないようしましょう。
なぜなら誹謗中傷は社内の人間が書いていることが多い為です。
もし社内の人間が書いていた場合、さらに新しいネガティブなサイトを作成されてしまう可能性があります。
業者に依頼する際はじゅうぶんな比較をすること
どの対策業者に依頼するどうかは事前に調べましょう。
しかし風評被害対策業界ではどの業者も同じように思えるという声をよく聞きます。
業者によって得意な施策と不得意な施策がございます。
もちろん表にそのようなことを記載する業者などいませんので、情報はしっかりと把握しましょう。
逆SEO対策と弁護士の行う削除は別物
逆SEO対策というと、該当のサイトの記事を削除することと混同する方が時々いらっしゃいますが、逆SEO対策と削除は別物です。
逆SEO対策はあくまで特定のキーワードでのサイトの検索順位を下げるのが目的で、記事やサイトの削除をおこなうわけではないため、検索結果からいなくなったように見えてもネット上にサイトや記事自体は残っています。
それに対して弁護士による削除は、依頼者にとって不都合なサイトや記事自体を、依頼者の代わりに削除するよう働きかけるため、成功すれば該当サイトや記事をネット上から完全に削除することが可能です。
また、弁護士であればサイトや記事の削除依頼をおこなうだけでなく、サイト運営者の情報開示や、名誉棄損などの損害賠償請求をおこなうことも可能となります。
もしあなたが不都合な記事を削除したい、誹謗中傷されたことに対して損害賠償請求をしたいという場合は風評被害対策業者ではなく、弁護士に依頼するようにしましょう。
削除まではせずに不都合な記事やサイトを閲覧されにくくしたい場合であれば、業者によっても違いますが風評被害対策業者に相談した方が費用弁護士に依頼するよりも費用が安くすむ傾向にあるため、おすすめです。
まとめ
今回は逆SEO対策の方法から効果、費用感まで解説いたしました。
費用感や対策方法はまだほかにも細かくございます。
ただ、この記事の情報を知っていれば対策を行うにあたり構える姿勢や準備も変わってくると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
逆SEO対策について詳しく知りたい方は当サイトの「お問い合わせ」からでも無料で承れます。