教えて!gooの質問と回答を削除依頼する方法を解説致します。さらに投稿者の特定(IP特定)はできるのかという点まで解説致します。本記事を読んでいる方の大半は教えて!gooの書き込みに何らかの理由でお困りではないでしょうか。質問に困っているのか、回答に困っているかによって削除の依頼方法は異なります。風評被害対策ラボは誹謗中傷対策のプロですので、ガイドラインを基にわかりやすく解説致します。
目次
教えて!gooとは
「教えて!goo」は、日本最大のユーザー参加型Q&Aサイトのひとつです。
もともとは、2000年に運用開始された株式会社オウケイウェイヴが運営する「OKWave」がそのまま、NTTレゾナント株式会社が運営するポータルサイト「goo」のサービスのひとつとしてサービス名を変えて提供されていたものでした。しかし2015年1月27日をもって分離したことでそれぞれ独自運営となり、以降の「教えて!goo」はNTTレゾナントが運営しています。
2012年のデータによると、毎月210万件もの質問があり、1件あたり3.5件の回答がつくと言われています。
悩み相談、調べても答えが見つからない素朴な疑問、専門分野の高度な内容の質問まで、知りたいことがある人が質問を投稿し、回答したい、困っている人を助けたい人たちがピンポイントで回答を投稿します。
さらに、その助け合いのやり取りが長年かけてデータとして蓄積されていることで、検索して閲覧しただけで問題解決している人々もたくさんいます。「教えて!goo」は、ナレッジデータサイトとしても長年にわたって人気があります。
教えて!gooの質問と回答の仕組み
「教えて!goo」で質問や回答を行うには、まず「goo」のIDを作成して「教えて!goo」でのニックネームを作り、ログインします。
質問と回答について、以下の操作はWebブラウザで閲覧した場合の方法です。
質問をするには、ログイン後「教えて!goo」の「トップ」サイトの右上の「Q質問・相談する」の青いボタンをクリックします。質問入力画面では「質問タイトル」と「質問本文」欄を入力し、「気分を選ぶ」を選択して「Q確認する」の青いボタンをクリックします。ボタンがグレー表示の間は、入力が足りない欄がありますので確認しましょう。次のページで質問ジャンルのカテゴリを選択して「Q投稿する」ボタンをクリックすると投稿完了が完了します。
回答するには、2つの方法があります。開いている画面上に「A回答する」の赤いボタンがある場合は、それをクリックして回答入力画面を開きます。「回答本文」欄を入力し、「気分を選ぶ」を選択して「A確認する」のオレンジのボタンをクリックします。確認画面で「A投稿する」のオレンジのボタンをクリックすると投稿完了です。
ログインしている場合は、見ている質問文の下に回答入力欄がありますので、そこへ直接入力する方法もあります。この場合は、回答を入力後に「A回答を確認する」オレンジのボタンをクリックします。さらに確認画面で「Aこの内容で回答する」オレンジのボタンをクリックすると投稿が完了します。
教えて!gooの質問と回答の削除はできるのか
質問は状況次第で投稿者が削除できることがありますが、回答は削除できません。
なお、スマホアプリでの質問の削除はできません。以下の操作は、Webブラウザで閲覧した場合の方法です。
・質問の削除方法
投稿した質問は、回答がまだ1件もついていない間に限っては、削除することができます。
ログインした状態で「教えて!goo」の「トップ」サイトの右上の「メニュー」の文字の上をクリックし、表示されたメニューの中の「質問履歴」をクリックします。削除したい質問の上にカーソルを合わせると、右側に「削除」のアイコンが表示されます。「削除」アイコンをクリックすると「この質問を削除してもいいですか?」ウィンドウが表示されますので、「削除する」をクリックして完了です。
回答がついた質問は、削除することができません。投稿内容が「利用規約やガイドラインに違反すると判断されるような内容」の場合は、運営側に「通報」することで削除してもらうことができますが、それ以外は、相談は可能でも削除はできないそうです。
・回答の削除方法
回答は、投稿者であっても削除できないことになっています。
削除できない理由には、悪意のある回答や不適切な回答が一時的にでも、安易に無責任に投稿されるようなことを防ぐ意図などもあるようです。
なお、回答した内容の誤りに気付いた場合は、訂正する旨の回答を再度投稿することで対処します。また、回答に個人を特定できるような情報を誤って入れてしまって削除したいような場合は、運営者に連絡して、対処方法を相談することはできます。
なおもし「利用規約やガイドラインに違反すると判断されるような内容」の回答を発見した場合は、回答の右側の「通報する」の表示をクリックすれば、運営者に削除の検討をしてもらうことができます。
教えて!gooの書き込みによる5つの影響
毎月210万件もの質問があることから、利用者がとても多く、常に全国色々な方々が閲覧していることを考えると、誹謗中傷や事実無根な質問や回答が投稿されてしまうと企業であれば、売上低下やブランドイメージの低下につながります。
個人であれば、就職活動や転職活動にも影響しますし、最悪のケースでは雇用されている企業から解雇されてしまうなどの場合も考えられます。
【教えて!gooの書き込みによる想定される影響】
1. 売上低下
2. ブランドイメージの低下
3. 株価に悪影響
4. 就職、転職活動に不利
5. 雇用先から解雇される
教えて!gooの削除依頼を行う際の3つの注意点
教えて!gooに限らずどのインターネット掲示板にも削除依頼をする際には注意点があります。
1. 感情的にならない。
2. 事実無根の箇所を明確にする。
3. どのような影響が考えられるのか具体的に表す。
掲示板には必ず運営会社と投稿者が存在します。削除依頼は内容によりますが大半が投稿者に通達がいくと考えてください。一般的な知識がない方々は感情的になってしまい、「ただちに削除しなさい」など強い文言で削除依頼をしてしまうことがあります。管理者が企業ならまだ何とかなりますが、投稿者は個人の場合が大半のため、非常に二次炎上のリスクがございます。
教えて!gooの投稿者を特定(IP特定)するには弁護士が鍵
それでは質問や回答をした投稿者を特定することはできるのでしょうか。結論は状況によります。さらに個人や業者では行うことができないため弁護士に相談することになります。しかし実は弁護士にもITに強い弁護士もいれば、弱い弁護士もいることは知っておきましょう。特定(IP特定)を行うには以下の流れになります。(あくまで簡易的に書いておきます。実際はケースによって様々のため参程度にお考え下さい。)
1. プロバイダ責任制限法に従って、管理者に発信者情報開示請求の仮処分を行う。
2. 発信者のIP、携帯端末情報などが開示されます。(投稿者のプロバイダが判明)
3. 次にプロバイダに発信者情報開示請求をする。
上記の3点をクリアすれば、投稿者の特定を行うことができます。
まとめ
教えて!Gooの削除依頼方法と投稿者特定について調査し解説させていただきました。
ネット上での風評被害は年々と過酷なことになってきています。スマートフォンが人々にいきわたり、まさにネット社会になった今だからこそネット上での風評被害対策は軽視できません。風評被害対策ラボでは、教えてGoo!の質問や回答の内容でお困りな方のお問合せをお待ちしております。お気軽にこちらのお問い合わせからご連絡ください。