「食べログの口コミに、事実と異なる内容が書かれている」
「悪意のある低評価が続いて来店数が減った」
そんなお悩みを抱えていませんか?
食べログの口コミは、利用者の参考になる一方で、根拠のない誹謗中傷や嫌がらせ投稿によって、店舗の信用を損なうケースも少なくありません。
本記事では、【2025年最新】食べログの口コミ削除依頼の方法をわかりやすく解説します。
どのような投稿が削除の対象となるのか、どんな内容は削除できないのか、そして削除依頼を行う際の具体的な手順までを、最新の運営ガイドラインに基づいて詳しく紹介します。
「口コミを削除したいけれど、どう動けばいいのか分からない」という方も、この記事を読むことで正しい判断と対応ができるようになるので是非最後までお読みください。
目次
食べログの口コミとは
食べログは、ユーザーが実際に訪れた飲食店について、料理の味や接客、価格などを評価・コメントできるグルメサイトです。
★(星)の数による総合評価と具体的な口コミが一覧で表示され、店舗選びの判断材料として多くの人に利用されています。
食べログの口コミは飲食店の集客への影響力が大きい
日本国内のグルメサイトの中でも、食べログは知名度・掲載店舗数ともにトップクラス。
そのため、掲載された口コミの内容や星の数が集客に与える影響は非常に大きく、
わずかな評価の差で来店数や予約率が変わることも珍しくありません。
飲食店にとって、食べログの評価は「ネット上の評判=店舗の信用」として見られる傾向があり、
特に新規客や観光客の来店を左右する重要な要素になっています。
食べログでよくあるネガティブ口コミ
食べログには、利用者からの率直な意見が投稿される一方で、以下のようなネガティブな口コミも少なくありません。
- 料理の味が期待外れだった
- 店員の接客態度が悪い
- 料理の提供までに時間がかかりすぎた
- 立地が悪くて行きづらい
中には、サービス内容とは無関係な店員への個人的な誹謗中傷や悪意ある投稿が含まれることもあります。
このようなネガティブ口コミが増えると、閲覧者の印象が悪化し、
「なんとなく避けたい」と感じて来店を控える人が出てしまうのが実情です。
店舗の信頼や売上を守るためにも、事実と異なる内容や悪質な書き込みが見られる場合は、
食べログに削除依頼を行い、早めに対応することが大切です。
食べログの口コミはどんなものが削除対象になる?

食べログでは、削除の対象に一定のラインを設けています。
単にネガティブな印象を与えるからという理由で、なんでもかんでも口コミを削除することはできません。
食べログが削除対象の口コミとして定めているのは、以下の2つです。
- 食べログ利用規約で定められているもの
- 食べログの口コミガイドラインに反するもの
それぞれ詳しく解説します。
食べログ利用規約に定められているもの
食べログの利用規約には、以下の場合口コミを削除する場合があると記載されています。
- ガイドラインに反するもの
- 公序良俗に反するもの
- 食べログの趣旨、又は口コミの対象となるお店と関係のないもの(日記を除く)
- 有害なプログラム・スクリプト等を含むもの
- 営利を目的としたものや個人的な売買・譲渡を持ちかける内容、宣伝行為に関するもの
- その他、食べログの管理運営を妨げる等、当社が不適切と判断したもの
引用:食べログ利用規約
食べログの口コミガイドラインに反するもの
食べログの口コミガイドラインには、以下の遵守事項が定められています。
投稿された口コミがガイドラインに反する場合は、削除される場合があります。
- 実際に食事した内容を具体的に記述すること
- お店へ悪影響を及ぼすかつ内容の確認が困難な事象についての投稿はしないこと
- 衛生管理面のクレームはしかるべき当局へ連絡すること
- 個人への誹謗中傷、店舗への断定的批判、及び不適切な表現は禁止
- お店への個人的なクレームやトラブルに関する内容は投稿しないこと
- トラブルがあったお店への口コミの投稿はしないこと
- 法令に反する行為や犯罪行為等に結びつく口コミは禁止
- プライバシーの侵害に配慮すること
- 著作権等の知的財産権について配慮すること
- 対価を目的とした口コミの投稿は禁止
- 節度ある表現で投稿すること
これらの食べログ規約やガイドラインに違反している口コミの場合は、お店側から削除依頼をおこなうことで、削除できる可能性があります。
食べログの口コミが削除されないのはどんな場合?
一方で、食べログの口コミが削除されないケースについてお話します。
食べログ規約やガイドラインに違反していない
お店側にとって悪影響だと思われる口コミでも、食べログ規約やガイドラインに違反していない場合は削除が難しいことが多いです。
たとえば「口には合わなかった」「個人的にリピートはないと思います」など、口コミ投稿者による主観的な感想である場合や、誹謗中傷だといい難いものはネガティブな口コミでも明らかにガイドラインに違反しているとは言えません。
そういう場合は、お店が食べログに削除依頼をしても応じてくれない可能性があります。
店舗情報そのものを削除するのは難しい
飲食店を経営している方の中には、口コミに左右されるのは煩わしいからと食べログに店舗情報自体が載るのを嫌がる方もいらっしゃいます。
しかしながら店舗情報は食べログ会員側で追加できる仕様となっているため、お店側で作成を防ぐことはできませんし、掲載されたくないからという理由だけで一度作成された店舗情報を削除するのは難しいです。
ただ、閉店や休業、移転など店舗情報に変更があった場合は削除や編集を依頼することが可能です。
飲食店側で食べログの口コミ削除依頼をする方法
お店側で食べログの口コミ削除をする場合は、該当する口コミの右下に記載されている「問題のある口コミを連絡する」という項目から削除依頼をすることができます。
また、店舗関係者専用のお問い合わせフォームから直接削除依頼することも可能です。
削除依頼で記入すること
削除依頼をおこなうお問い合わせフォームには以下の3つの項目がありますので、それぞれ必要事項を記入します。
- タイトル
- メールアドレス
- お問い合わせ内容

画像:食べログ
タイトルは選択肢の中から選ぶことができますが、デフォルトで「問題のある口コミの報告」が選択されていますので、そのままで大丈夫です。
お問い合わせ内容には、削除したい理由を明確に入力します。
削除依頼を書く際のポイントは?
削除したい理由を入力する際は、削除したい口コミのURLに加え、口コミのどの部分が規約やガイドラインに違反しているかを明確に記載するのがポイントです。
具体的に書かずに曖昧表現で削除依頼をすると削除が通りにくいので、注意しましょう。
自分の書いた口コミを削除したい時もお問い合わせフォームから依頼する
食べログの口コミは、自分で書いた口コミであっても自由に削除することができません。
一度投稿した口コミは食べログ会員から脱退したとしても消えずに残り続けるので、口コミ投稿の際は本当にその内容で投稿していいか確認してから投稿しましょう。
万が一自分の口コミを削除したいと思った場合は、お店側の削除依頼と同様に該当口コミの右下の「問題のある口コミを報告する」のリンクから削除依頼をおこなってください。
食べログを削除できなかった場合の対処方法
食べログは削除依頼をしても100%削除してくれるわけではありません。
万が一食べログの口コミが削除できなかった場合は、削除依頼などのネットの誹謗中傷対策に強い弁護士に依頼するのがおすすめです。
弁護士による削除依頼で消える場合も
弁護士に削除依頼した場合、まずおこなうのが店舗側と同様にお問い合わせフォームを利用した削除依頼です。
お店からの削除依頼には応じてくれなくても、弁護士の方で削除が必要な理由をより明確に記載することにより、削除される可能性があります。
裁判所へ削除仮処分命令申立をおこなう
お問い合わせフォームからの削除依頼では削除できなかった場合は、弁護士が裁判所に削除仮処分申立をおこないます。
裁判所に認められ、削除の仮処分が発令された場合、命令を受けた相手はほとんどの場合削除に応じるでしょう。
食べログを削除する方法まとめ
今日は食べログの削除依頼の方法と、削除できる口コミの基準などについてご紹介しました。
口コミ評価はお店の顔ともいうべき部分であり、悪い口コミをそのままにしていると集客率の低下や別の悪い口コミを呼び込んでしまう恐れがあるため、早めの対策が重要となります。
また、一度ネガティブな口コミを削除できたとしても、新たな悪い口コミが書き込まれる可能性があります。
普段から店舗の経営改善や従業員教育の徹底をおこない、評価を下げるような口コミが出ないよう対策しましょう。























