今回は、Yahoo!関連キーワードとサジェストの仕組みと対策のコツを解説致します。
皆さんは、Yahoo!の検索エンジン上で「会社名」や「個人名」「サービス名」を検索した際、関連キーワードにネガティブなキーワードが表示されているのを見たことがありますか？
たとえば「ブラック」や「悪徳」など、放っておくと会社の評判が下がってしまうようなイメージの良くないキーワードです。
このようなネガティブキーワードはなぜ表示されてしまうのでしょうか。
また、表示されないよう対策する方法はあるのでしょうか。
下記に当てはまる方は、ぜひこの記事をご一読ください。
- Yahoo!検索上にネガティブなキーワードが表示されて困っている方
- 今は出ていないがこれから表示された時のために対策として知っておきたい方
目次
Yahoo!関連キーワードとは？
Yahoo!では、関連キーワードについて下記のように見識を示しています。
「関連検索ワード」とは、Yahoo!検索の利用者が入力したキーワードと組み合わせて検索されるキーワードや、関連性の高いキーワードを機械的に収集し、検索回数の多いものを自動的に表示することで、再検索を補助する機能です。
関連検索ワードは、検索結果の検索語入力欄の下や、ページ下部にリンクで表示されます。
リンクをクリックすると、リンクに含まれた検索キーワードで再検索されます。たとえば、検索語入力欄に「ハワイ」というキーワードを入力すると、［関連検索ワード］に「ハワイ ホテル」「ハワイ 旅行」などのキーワードの組 み合わせが、キーワードの上位から順番に表示されます。
「ハワイ ホテル」のリンクをクリックすると、「ハワイ」「ホテル」の両方のキーワードで再検索さ れ、両方のキーワードで絞り込まれた検索結果が表示されます。引用元：Yahoo!検索ヘルプ
つまりYahoo!関連キーワードとは、検索ユーザーにとって便利で知りたい潜在的な情報まで導くための便利な機能ということですね。
Yahoo!関連キーワードを利用することで、どんなキーワードが他に検索回数が多いのか知ることができるというわけです。
Yahoo!関連キーワードが表示される仕組み
では、Yahoo!関連キーワードはどのように表示されるのでしょうか。
ここでは、Yahoo!関連キーワードが表示される仕組みについて解説いたします。
検索回数（クエリ）が関係する
Yahoo!関連キーワードでは「検索回数が多い関連語句が順番に表示」される仕組みとなっています。
確かに、検索回数（クエリ）が全くないキーワードが検索の候補に表示されても全く興味がないですよね。Yahoo!の関連キーワードは検索するユーザーに「これだけ検索回数が多いキーワードもありますよ」と伝える役割を担っていると言えるでしょう。
2023年12月22日現在では、Yahoo!関連キーワードはPCやスマートフォンでの検索回数が集計され、表示されるようになっているようです。
この仕組みは常にアルゴリズム（仕組み）によって、変更されるようです。
※2023年12月修正
関連した情報がWeb上に存在するか
Yahoo!関連ワードの表示には、関連した情報があるかないかという点も重要な要素となります。
例えば東京都内で美味しいラーメン店をYahoo!検索で探そうと思った時、皆さんはどのように調べるでしょうか？
おそらく多くの方は「ラーメン 都内」などのキーワードで検索するのではないかと思います。
すると、検索結果には当然のように「都内のラーメン屋」が様々な形で表示され、我々ユーザーの検索ニーズを満たしてくれます。
そして多くの方が「ラーメン 都内」というキーワードで検索した結果、関連キーワードには「ラーメン」と検索すると「ラーメン 都内」と表示されるように最適化されていきます。
このように検索ユーザーに優しい仕組みを作ることが、検索エンジンの目的なのです。
更新頻度はほぼ毎日
Yahoo!関連キーワードが変更される更新頻度は「1日に約1～2回」と言われています。
これは明確にYahoo!が開示しているわけではなく、あくまで統計データを分析した結果に基づいたものです。
統計データによると、だいたい昼頃に1回、夕方から夜中にかけて1回ほどのタイミングで前日などの検索回数が起因して更新されているようです。
スパムフィルタが存在する
Yahoo!関連キーワードには「スパムフィルタ」なるものが存在しています。
これは、意図的に関連キーワードを操作されないようにするための仕組みです。
例えば「美容室」と検索した際、新規オープンしたお店などが宣伝のため意図的に検索回数を増やし「美容室 店名」のように関連キーワードに表示させてしまうことを阻止するためです。
不自然な検索回数を与えられているキーワードをYahoo!側で察知し、操作されたキーワードを削除するのがスパムフィルタの役目です。
Yahoo!サジェストの仕組み
続いて、Yahoo!サジェストの仕組みについて解説していきます。
検索回数（クエリ）が大半の要因である
Yahoo!検索エンジンには、Yahoo!関連キーワードの他にYahoo!サジェストと呼ばれる機能があります。
これは、検索時に入力した文字列に関連の深い語句や単語を逐次予測して表示する機能のことを言います。 Googleでは、オートコンプリート機能と呼ぶこともあります。
Yahoo!サジェスト機能は関連キーワードと多少違い、その大半が「検索回数」で表示されるような仕組みになっているようです。
(Yahoo!が正式に発表しているわけではなく、あくまでこちら側での予測です。)
サジェストの特徴として、一時的に盛り上がったキーワードだけ表示されて関連したページはこれから増える場合にも表示されているため、サジェストをクリックしても関連した内容のサイトが検索結果に表示されないケースもあるようです。
更新頻度
サジェストの更新頻度は、Yahoo!関連ワードと同じく「1日に約1～2回」の頻度で更新があるようです。
ただし、必ずしも全キーワードでサジェストが表示されるわけではないようなので、事前に確認しておく必要があります。
関連キーワードと同様、毎日チェックする必要がありますね。
スパムフィルタ
Yahoo!サジェストにも、スパムフィルタは存在すると思われます。
これは関連キーワードと同様で、意図的に検索結果の操作をされないようにする対策と言えるでしょう。
あくまで自然な候補にしたいため、異常な検索回数のあるキーワードは飛ばすように設定されているようです。
Yahoo!関連キーワード・サジェスト対策に必要な3つのコツ
ここまで、Yahoo!関連キーワードとサジェストがどのような仕組みで表示されており、どのぐらいの更新頻度で変化があるのか解説致しました。
ここからは、風評被害対策関連の記事として「ネガティブな関連キーワードとサジェストがあった場合の対策」について解説致します。
Yahoo!関連キーワード対策には、次の3点が非常に重要です。
- 新サービスは積極的に発信する
- Yahoo!に直接申請する
- 専門の業者に相談する
それぞれ解説していきます。
新サービスは積極的に発信する
Yahoo!関連キーワードやサジェストに必要な対策として、まずは積極的にサービスや商品を表に出していきましょう。
プレスリリースを配信することや、SNSを活用して販促を行うことがネガティブキーワード対策のコツです。
即効性はないものの、継続することで結果的に商品名やサービスの検索回数が上がり、ネガティブな関連キーワードやサジェストよりも検索回数が増えることで非表示になる可能性が高まります。
Yahoo!に直接申請する
ネガティブなYahoo!関連ワード・サジェストを非表示にしたい場合は、Yahoo!の問合せフォームから削除申請をすることも可能です。
しかし、公式では発表されていませんが、削除成功する可能性は極めて低いことと削除されるキーワードは限定的であることがわかっています。
とはいえ、申請をおこなうことで「ブラック」「悪徳」「詐欺」「悪徳商法」など実態の見えなくてネガティブなキーワードは消えたというご報告をいただいているため、申請しておいて損はないでしょう。
削除申請URL：https://support.yahoo-net.jp/PccSearch/s/article/H000007966
ネガティブなYahoo!関連キーワードやサジェスト対策については、風評被害対策ラボでももちろん無料でご相談を承っております。
ここまで読み進めた方ならご理解いただけたとは思いますが、一度ネガティブな関連キーワードやサジェストが表示されると簡単には消すことができません。
特に、情報を多く発信するには時間が掛かります。
しかし、ネガティブな関連キーワードやサジェストは常に表示されてしまうため、その間にマイナスなイメージが拡散されることで企業などの評判や信頼に大きな悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
対して風評被害対策ラボのような専門家では、数日以内、最短当日以内には解決することができるため効果的なアドバイスも可能です。
悪質なYahoo!関連キーワードなぜ表示される？
なぜYahoo!関連キーワードやサジェストにネガティブなキーワードが表示されてしまうのか、その理由は以下しか考えられません。
- 企業イメージがネガティブである
- 社内の人間又は元社員が検索している
- 恨みのある人物からの嫌がらせ
- ネットで炎上している
だいたい上記のようなことが原因となって表示されることがほとんどです。
よく風評被害対策ラボではご相談を受ける際に「書かれる理由がないから嫌がらせを受けている」と言われることがあります。
お気持ちはわかるのですが、現実は「検索されている」のです。
書かれる理由がわからないことも、風評被害と言えるのでしょう。
Yahoo!関連キーワードはPCとスマホで仕組みは一緒？
以前においては、Yahoo!関連キーワードにおけるPCとスマートフォンの仕組みは別物でした。
しかし最近では仕組みが一緒になっているような分析結果が出ております。
あくまで現在の状況（2023年12月22日現在）です。
今まではPCの検索結果とスマートフォンの仕組みがそれぞれの検索回数などで分かれていましたが、現在はスマートフォンとPCの検索回数のトータル数が反映するように感じますね。
もしかしたら現在、貴社名を検索すると表示されているかもしれませんので、チェックしてみましょう。
まとめ
今回は、Yahoo!関連キーワードとサジェストの仕組みについて解説致しました。
結論として、Yahoo!関連キーワードとサジェストは検索回数で表示されており、Yahoo!は検索ユーザーにとって、検索をよりスムーズに行ってもらうことを目的として表示させていると言えます。
気になる情報は、ネットで検索するとすぐに解決する時代です。
関連キーワードとサジェストの仕組みを企業側で把握しておくことで、事前の対策や事後の対策もスムーズにいくでしょう。
Yahoo!関連キーワードとサジェストの対策時の費用などは「Yahoo!関連キーワードとサジェスト対策の費用感と対策期間はどのぐらい？」で解説します。
